夜の中のJ.BOY
〜「光の糸」物語〜

2017年5月17日、久しぶりにSTREET BAR J.BOY 一宮を訪れた。
お店に遊びに行くのは、名古屋で「浜田島」が開催された2014年12月以来、2年半ぶり。
ホームページの管理人を任されていながら、愛知県から離れた遠方に住んでいるため
なかなか遊びに行くことが出来なくて寂しい思いをしていたものの
この日はちょうど名古屋で会議の予定。
時刻も22時をまわり、予定より少し遅くはなったものの、自然と足が一宮に向かった。

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尾張一宮駅を出て、徒歩5分。
しんと静まり返った夜の街の中に、決して派手ではないものの、見る者の心をとらえて離さないお店の灯りがある。

STREET BAR J.BOY 一宮(以下、一宮J.BOY)。
管理人自身、日本でいちばん大好きな「浜田省吾ファンの集まるお店」です。

店先のショーウィンドウには、ツアートラックがたくさん並んでいます。
この中には、実は過去に管理人が自作してプレゼントしたものもあります。
懐かしいなぁ。ここに並べてもらえているのが嬉しい。

そう、管理人は「浜田省吾ファン」であると同時に「一宮J.BOYファン」でもあるのです。
他の常連さんたちと同じく、「マスターの人柄に魅せられたファン」と言ってもいいかな。

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ガラス戸が「カラン」と小気味いい音を立てて開く。
「いらっしゃいませー」とマスターのいつもの声が迎えてくれる。

店内には無数に掲示されたポスターやレコードジャケットやサイン。
ビジョンでは「ON THE ROAD 2011」のライブ映像が映し出されている。
そう、一宮の住宅街の中にありながら、このお店の中はいつだって「ライブ状態」なのだ。
浜田省吾さんの音楽を楽しみながら、素敵なお酒を飲むことができるお店。
日常から解き放たれて、いつか観たライブの時の興奮が、じわじわと蘇ってくるのだ。

この日は店内にはたくさんお客さんがいて、とてもにぎやかな雰囲気でした。
管理人が行ったときは、ほぼ毎回、店内はなかなかの入りです。
カウンターの席を埋めるのは、僕を待っててくれた友達や、いつものお店の常連さん、初めて会う方など様々。

マスターが「何を飲みますか?」と聞いてくれたので「オススメのものを」とオーダー。
もし貴方がまだ一度も一宮J.BOYを訪れたことがないのなら、初めて行ったときにはぜひ
「マスターオススメのものを」と注文してもらいたい。
きっとその夜の気分に合わせて、マスターは素敵なお酒を出してくれるはず。

もし貴方が楽しそうだったら、きっと陽気で楽しい太陽のようなお酒を。
もし貴方が悲しそうだったら、きっと控えめだけど優しい三日月のようなお酒を。
もし貴方が緊張しているようだったら、マスターの自慢のカクテルを。
マスターはいつだって、貴方にぴったりのお酒と、浜田省吾さんのオススメの1曲を用意してくれるから。

この夜マスターが出してくれたのは、お店のオリジナルカクテル「星の指輪」。
太陽でもなく月でもなく、いつもと変わらぬ笑顔で、久しぶりに会う友達を迎えてくれる。
そんな優しい味だった。

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カウンターに座る皆さんやマスターと、しばらく楽しいトークに花が咲いた。
先日終わった、ツアーのこと。
今年の暮れに開催されるファンクラブイベントのこと。
初めて会った方とも関係なく、あっというまに打ち解けられる。
いつだってここは、そんな楽しい雰囲気のお店なのだ。

その間も、帰る方、新しく来る方、客足は途絶えることがない。
「こんばんは」とか「おやすみなさい」。そんな言葉が自然に出てくる。
このお店はマスターの人柄そのもので、アットホームな優しさに満ちているのだ。

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しばらくして、マスターが新しいカクテルを作り始めた。
ブルーキュラソーなのかな?
青い滴を注がれたそれは、まるで真夏の青空のような、輝く大海原のような…
そんな爽やかな色をたたえていた。
マスターが一番カッコよく見える、シェイカーを振る姿。
この姿の時と、ライブで歌詞をスッ飛ばしてしまうときのギャップが、たまらなくいいのだ。

完成したそのカクテルは、なんと僕につくってくれたものだった。
「新しいアルバムも出たし、何か新しいカクテルを作ろうと思って。まだ名前は決まってないんだけど、今年の新作です」
そう言って出してくれたそれは、すごく爽やかな香りと味わいで…
例えるなら、早春の入り江に寄せる、さざ波のような。
聞いた瞬間、きっと誰もがすぐ好きになる、そんな、浜田省吾さんの新しいロックナンバーを思わせるものだった。
「美味しいです」以外の言葉が見つからないよね。

日々たくさんの出会いと別れがあり、誰もが笑顔で帰っていく場所、一宮J.BOY。
そして、きっとまたここに帰って来たくなる。
この夜のカクテルは、そんな思いをさらに深くしてくれる味だった。

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23時40分、タイムリミット。
まだまだいたいけど、名古屋に戻る終電の時間がある。
帰り際にマスターに「新しいカクテルの名前、「光の糸」はどうですか?」と言うと
「やっぱり、名前つけてくれると思ってたんだよね〜。じゃあそうしましょう」と。

新作カクテル「光の糸」を味わいに、皆さんもぜひ一宮J.BOYに遊びに来てください。
一宮J.BOYはいつだって、最高の笑顔とお酒で貴方を迎えてくれますよ。

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「じゃあまた遊びに来ますから!」と、マスターと握手をしてお店を出ました。
その「また」がそんなにすぐ来るとは、この時は全く知らずに…(笑)
でもそれはまた、別のお話。

2017/5/17 STREET BAR J.BOY 一宮 ホームページ管理人